疫病封じを託されたのは、妖怪「アマビエ」だけじゃない。「疫病がはやったら、私の姿を描いた絵を人々に見せなさい」。こんな言い伝えで、アマビエは新型コロナウイルスの退散を願う人々から、注目を集めた。だが、江戸時代にさかのぼると、多彩なライバルがいたようだ。
「先祖が描いた値打ちもんで、100万(円)ばあする」
先祖が庄屋だったという高知県四万十町の木工業西尾学さん(69)の家には、「姫魚」の図が代々伝わっていた。西尾家では生活が苦しいときも家宝のように大事にされてきたという。
「姫魚」が撃退するのは、パンデミックを何度も起こしているあの疫病だそうです。どんな妖怪なのか。後半では、「姫魚の図」説明書きの原文もご紹介します。
姫魚の図の寄託を受けた高知県…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル